今回はフィルカメラを取り扱う上で必ず触れるであろうキャノンFDレンズの見分け方のご紹介です(^^)
一度は旧タイプなのか
新タイプなのかと考えた事はないでしょうか?
中には実際にオークションやフリマアプリで販売して
【FD、NFDと違うから返品して欲しい】と言って返品を受けたりしたことある人も
いるのではないでしょうか?
そういったイージーミスを防ぐためにもぜひ知っておきましょう!
canonのレンズは大きくFDマウント、EFマウント、そして最近発売されたRFマウントと3つあります。
今回はその中のFDマウントについてです。
canon FDマウントは、フィルムカメラ時代にマニュアルフォーカス用のレンズとして展開されていたレンズです。
1980年前半ぐらいまではこのFDレンズが主流でした。
FDレンズは大きく分けて3種類分けることが出来ます。
FLレンズ→FDレンズ→NFD(new FD)レンズと新しいです。
①FLレンズ
FLレンズはFDレンズの中で一番古いレンズになります。
見分け方はシンプルで
FLレンズの場合、前玉周辺にFL〇〇mmとそのまま記載してあります。
(FDとNew FDレンズの前玉周辺には共にFDとしか記載がありません。)
すなわちFLレンズは文字盤を確認してもらえればFLレンズなのかそうでないかを判別することが出来ます。
②FDレンズ
1971年、キヤノンF-1と共に登場したのがFDマウントです。
FLマウントのスピゴットマウントはそのままに、
TTL開放測光用に絞りの連動レバーとレンズの開放Fナンバーを伝えるピンを追加したレンズ。
レンズには基本的に名称がレンズの横部分や前玉周辺に記載されていることが多いのですが
CANONのこの2つのレンズの場合は『CANON FD』しか表記がなくそれだけでは判別ができません。
ここで見分け方を覚えてしまいましょう。
FDレンズとNFDレンズのは違いとしては、
FDレンズはマウント部に銀色の締め付けリングがあります(FLレンズも同様)
それに対しNew FDレンズはマウント部に締め付けリングがなく全体的に黒色の見た目をしています。
これを知っていれば簡単に判別することが出来ます。
③NFD(New FD)レンズ
1979年に発売されたモデルレンズです。
FDレンズはこの締め付けリングを回転させることで、レンズをボディに固定しますが、
New FDレンズはマウント部に締め付けリングがなく
レンズ全体を回転させレンズを着脱できるようにしてあります。
見分け方はマウント部が上記に記載あります通り
マウント部が銀か黒かで判別する事できます。
まとめ
FLレンズ→レンズ前玉周辺にFL〇〇mmと記載がある
FD、NFD(New FD)レンズ→マウント部が銀色か黒色で判断
(銀色→FD 黒→NFD)
購入時は間違えないようにしましょう(^^)
おまけでですが、
より詳しく知りたい方に
性能の違いとして
FLレンズ→絞り込み測光でボディーとのリンクは自動絞り
FDレンズ→開放F値、絞り制御のリンクが追加。すなわち開放測光でシャッター優先AEが使えるようになっています。
NFDレンズ→FDレンズと機能的には変わらず、マウントをバヨネットマウントと同様の手順で操作できるように仕様が変更。
があります。プラスで知識を付けたい人は合わせて覚えておきましょう(^^)