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mamiya RZ67 動作確認方法

本日は今でも根強い人気を誇る
Mamiya RZ67 シリーズ の動作確認方法について紹介いたします!

マミヤは戦前頃から中判カメラを販売しており
フィルムカメラが好きな方にとっては今でも人気が高い商品の一つです(^^)
中判カメラを取り扱う上で一度は触ることになる存在です✨
なかでも、Mamiya RZ67 Pro IIをはじめとするRZシリーズは、
プロカメラマンのスタジオ撮影を主眼に置いて開発されたカメラで
今でも非常に人気のあるシリーズです!

初めて取り扱う方は
こちら動作、検品をしてみてください♪

【mamiya RZシリーズとは】

mamiya RZ67シリーズとは
RB 67シリーズを電子化した機種で、基本的な仕様はマミヤRB67シリーズと同様です。
その為動作もRZ67が扱えれば基本的にはRBシリーズも取り扱えます。

RZ67は、電子回路により絞りとシャッター速度・測光データが自動連係します。
別売のAEプリズムファインダー使用時には測光も
スポット測光と平均測光と選択できるようになり、完全連動する事が可能です。

フィルムホルダーの互換性はなく、レンズマウントは機械的互換性があるのでRBレンズも使用が可能です。
(RZレンズはRBボディーには使用できません)
またRB67レンズをRZ67で使用する場合、通常の無限遠位置より7mm繰り出した位置が無限遠となる為、注意が必要です。

手持ち撮影も可能ですが、三脚を使用して撮影した方が本領を発揮するカメラだと思います(^^)

【mamiya確認すべき検品事項】

①外観

外観はどのカメラでも共通の確認すべき事項です。

■蛇腹破れ

蛇腹が破れていると
商品撮影時に光が侵入してしまい
影響が出てしまいます。

見逃しやすい確認部分です。
必ず確認しましょう。

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部屋を暗くして、LEDライトをボディのマウント側に照らしてあげる事で
光が漏れるかを確認することができます。
穴が開いている場合は光が漏れています。

②動作

■ロール固着

ボタンでロールがスムーズに動くかを確認しましょう。
動きが硬かったりするケースがあります。

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■ルーペとファインダー

手動で開けられるようになってます。
開けられるかを確認しましょう。
ファインダーを開けるとおこしつまみ(ぎざぎざのボタン)があるので、
そちらを押してルーペが出てくるかの確認も。
この時にルーペが綺麗かも合わせて確認しましょう。
このルーペは状態が悪いと曇っていたり、カビが発生しているケースもあります。
しまうときは各々押してあげるとしまう事が可能です。


ファインダー着脱ボタンでファインダーが外れるかを確認します。
ファインダーの着脱は、正面から見た時のサイドの青いボタンを押しながら上にあげると外す事が可能です。
(ファインダーを装着する際も青いボタンを押しながらはめ込みます。)

■マガジンの着脱

良くマガジンを着脱することが出来ず、
壊れていると勘違いをする方が多いですが、
このマガジンは特殊な作りになっており簡単に着脱できないようになっています。
【それは引き蓋は付けた状態でないと着脱ができない】という点です。
注意しましょう。

引き蓋を付けた状態で、底部の銀色部分を内側に押した状態でレバーを押すと
マガジンを外す事が出来ます。
(マガジンを取り付けるときは
マガジンのオレンジ〇とボディのオレンジ〇を合わせると取り付ける事が可能です。底部のレバーを元に戻して下さい。)

ロールフィルムホルダーは
横にあるボタンを上下にひくと
外す事が出来ます。
ここでモルトの劣化、
スプールの状態を確認しましょう。
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■通電

RZシリーズは電子化されたシリーズですので、電池が必須です。
底部の部分に電池(電池はLR44、プラスマイナスを間違えない)を
いれないと動作しないので注意してください。

ファインダー部覗いた時に
横に並んだ点があります。
こちらが光るかで通電を確認しましょう。

右・・・シャッターが切れる状態でない(引き蓋がついたまま等)

■シャッター動作

シャッターは
○外眼横の表記ダイヤルをMに合わせる
○マガジンの引き蓋(遮光版)は外す
以上の2点をしないとシャッターを切ることが出来ません。
また、シャッターボタン部にある色ダイヤルを白に合わせる必要があります。


赤・・・シャッターロック
白・・・通常使用時
黄色(オレンジ)・・・緊急時シャッターボタン

シャッターを切ることが出来たら
シャッター速度の確認をしていきます。高速から低速まで確認していきましょう。
シャッター速度は横のボタンを押しながらダイヤルを回すと変更することが可能です。

また、ダイヤル部に表記されているマークは以下の意味があります。
赤〇・・・RBレンズを使用する際に使用するダイヤル
    (RBレンズに関してはシャッター速度はレンズで調節する)
赤■・・・AEプリズムファインダーを使用する際に使用するダイヤル
    (プリズムを使用してシャッター速度の調節を行う)

■レンズ着脱、レンズ動作

レンズを着脱するときの注意点として
○ボディ・・・シャッターチャージした状態でないとレンズを外す事が出来ない
○レンズ・・・絞り羽根を解放した状態でないと取り付けることが出来ない
      (レンズ後ろ玉部分のセットピンを赤い所に合わせる)
が各々条件としてあるので注意してください。

また各々を装着する際、外観リングを赤点と白点で合わせる必要があります。
リングを回し忘れると、レンズが装着できない為注意しましょう。

【まとめ】

mamiya 67シリーズは昔は高い値段でなかなか取り扱うことが出来なかったカメラです。
それが今では手頃な値段で楽しむ事ができます。
通常のカメラとは違うファインダーの見え方をするため、幅広く楽しむ事ができますし、
カメラを取り扱う上で外せない人気モデルです。

ぜひ取り扱えるようになっていきましょう(^^)

それでは✨